もくじ
私、40歳を超えて(42歳)にて早期退職しました
盤石の会社のはずが 不穏な動きへ・・・
私は以前に日系の大手電機メーカーに働いていました。日本ではよく知られたその会社。そんな大手の会社も、突然経営は傾き、不穏な空気が社内に流れました。
確かに、不穏な空気が流れた時、「なんか変だな」との空気感がありました。例えば、上司が謎の会議で引きこもる、口数がすくなるなととか。今となっては、それらの行動と共に「あぁ、裏ではこんな話が進んでいたんだな」と辻褄が合うことが多々有ります。そんな、会社のやばさ見分け方詳細はこちらのブログにまとめました。
そして早期退職募集へ
そして、突然「早期退職募集」がかかりました。その時、職場はざわざわ。様々なリアクションがありました。動く人、そのまま残留をする人。それぞれの人間模様があり、そのリアクションも興味深いものがありました。そこら辺のリアクションまとめはこちらのブログで。
早期退職に至った背景、経緯をまとめます
迷った挙句、私は早期退職をすると決断しました。その決断にいたるまでの状況、その後のプロセスを自分自身の経験を踏まえて時系列に以下の経過を記事にしました。
記事の内容としては、
- 当時、私のおかれた立場
- どういう経緯で早期退職という決断をしたか
- 決断後の社内プロセス、会社がやってくれた事
- 自分でやならければいけない手続き
- その後、どうなったか
当時、私の状況
当時の自分は浦島太郎でモヤモヤ
当時私は、海外駐在から帰国して日本の本社復帰しました。7年の海外駐在からの帰国、それはそれで日本の生活に違和感を感じるいわゆる「リバースカルチャーショック」がありました。そこら辺の記事はこちらにまとめました。
そして帰国後、日本本社勤務に手、役職を与えられて、それなりの立場でした。当時の自分のおかれた状況としては、
- 海外駐在から帰国して、日本の本社では浦島太郎状態
- 役職を与えられていてそれになりに責任のある立場
- でも、毎日がやりきれない状況(判断プロセスの違い、雰囲気等々)
今、思い出しても自分がいかにモヤモヤしていたか、夢に出ることもあります。そんな時の状況はこちらのブログにまとめました。
そして会社は傾いた
そんな中、会社の経営状態は突如ドドぉーと傾きだしました。そして私が所属している部門も雲行きが相当怪しくなってきました。
- 会社の経営が急遽傾きだした(別部門に端を発していましたが、インパクトは、すぐさま全社的にドーンときました)
- 私の所属している部門も経費削減 + 将来性でやり玉に挙がる
- それにも増して、所属部門の製品も別の新製品に置き換わるトレンド(製品としての先が見えてきた)
どういう経緯で早期退職という決断をしたか
早期退職募集された
そんな中、急遽「早期退職募集」のニュースが社内を駆け巡りました。
まさか自分の所属部門がそんな状況には…
というのが正直な感想です。後から冷静になって状況を考えると、そうなってもおかしくなかったですけどね。
個別面接で条件提示が ここから悩んだ・・・
発表された早期退職の対象は、
- 40歳以上
- 勤務10年以上
でした。自分もギリギリその対象に入っていました。そして、対象者全員は上司と1対1の面接を設定されました。面接の内容は
・早期募集に手をあげた場合、いくら積増しがもらえるか
・でも、これは決して強制ではない
・2週間後に再度面接をするので、それまでに決めてほしい
との説明でした。この面接後、悩みました。
・新しい仕事は見つかるのか?
・このままここにいても幸せだどうか?
考えてもキリがありません。エクセルで人生計画を立てました。貯金、ローン(当時35年ローン始めたばかり)のシュミレーションをして、無職でもどれくらい生き延びられるかも計算しました。
最初は「現状に不満だけど、リスクはとりたくない」との思いが強く、早期退職はしないつもりでした。守りに入っていました。でも、
と思い、早期退職に手をあげる方向に転換しました。
より細かい詳細はこちらのブログ記事で。
決断後の社内プロセス (会社がやってくれた事 & 会社にお願いするべき事)
決断してから、上司と面接をして早期退職する旨、回答。一応、驚かれたものの(辞めないと思っていたらしい)受領。社内のプロセス、やるべき事として以下の事がありました。
- 退職願い
- 身分証明書、備品の返却(ID、社章、保険証、パソコン等)
- 必要書類の入手(離職票、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収)
- 後任への引き継ぎ
- お世話になった方々へのご挨拶
- 有休消化
特に今回は「会社都合」での退職というのが大きかった。失業手当をもらい時に「自己都合退職」と「会社都合退職」では扱いがぜんぜん違う事も知りました。
ざっとまとめましたが、詳細はこちらのブログ記事見てください。
自分でやる手続き
早期退職という事で、会社側が手厚い支援をしてくれましたが、以下の手続きは結局自分が窓口に行って手続きが必要でした。これまた、役所、ハローワークに自分で出向いて、待っていると結構時間がかかる。
自分でやるべき事をたくさんあります。転職活動や引継ぎやら忙しい時、この手続き結構ダメージきます。
- 失業保険
- 健康保険
- 年金手続き
- 住民税支払い手続き
細かい手続きの話になるので興味ある方はこちらの記事をどうぞ。
家計の固定費の見直し
転職活動と同じくらいに重要なのが家計の固定費の見直し。これから、しばらく収入が途絶えるかも知らない状況の中、まずは出るお金を抑えなければと思いました。基本的にに直したのは以下の項目でした。
- 携帯電話の契約会社切替え
- 住宅ローン借換え
- 生命保険の解除、医療保険の見直し
固定費削減の詳細はこちらのブログ記事にまとめました。
書類準備と転職エージェント探し
そして、大きな手続きとしては転職活動。これも、会社からサポートがありましたが、自分は会社サポートに頼らず自分でエージェント登録して転職活動しました。この書類準備、転職エージェント探しはかなり大切。ここら辺の詳細はこちらのブログで。
書類審査が通らない、何かが違うと違和感
転職活動はなかなか、大変な作業でした。精神的にも、一喜一憂して、書類が通らない、面接に落ちると自己嫌悪に陥ったものです。一時は、
転職面接も何社も落ちました。その時のブログはこちらです。
完全にへこみました。その時の状況はこちらのブログです。そこから藁を掴む思いで転職セミナーに参加しました。
転職セミナーで方向性修正 そしてついに・・・
転職セミナーで自分の方向性の違いを修正することができ、再準備をして新たな気持ちで面接に臨みました。すると以前とは違って、面接でもうまく自分を表現できるようになりました。状況が好転して、ついに自分の希望に近い会社の面接がとおりました。その状況はこちらのブログでまとめました。
結局この決断正しかったの?
答えはわからない・・・
今の自分の感想を率直に言うと
と言うのが、正直な感想です。なぜならこれからどうなるか、まだまだわからないからです。
新たな転職先では給料は微減となりました。ただし、そのまま以前の会社にい続けた場合、給与カットが入り、転職後の給料はキープできませんでした。また、前職の会社での自分のおかれた状況を考えると、あのまま残留しても精神的にまいっていたと思います。
転職後の状況
その反面、別業界に転職した事もあり、色々な壁にぶつかっています。また、
- 人脈もゼロから積み上げる必要があり
- 製品知識、業界風習も最初っから覚える必要あり
- そんな中、自分より知識豊富で優秀な部下をマネージしていく
など、それはそれで大変です。全てハッピーという訳ではありません。そこら辺のお話はこちらの記事でまとめました。
また、日系企業から外資系に転職したことにより、いろんな違いも発見することができました。(詳細はこちら)
まとめ
上にもあるとおり、この決断が本当に良かったかの答えは、死ぬ間際までわかりません。でも、自分がやった事には後悔はないと信じています。
今回は、早期退職までの流れをさっと時系列にまとめましたが、それぞれのポイントで、様々なドラマ、手続き詳細がありましたので今後それらをブログにまとめていきます。