語学留学体験:最低限の準備は出発前→現地では語学漬け

海外駐在・生活記のまとめ記事で書きましたが、私は今でこそ海外関係の仕事に就く事ができました。でも、中高時代は全く英語が得意でありませんでした。そこから何とか英会話に特化して会話の基礎力を上げるため3ヶ月詰め込みました。

でも、ここまでが最終目的ではありませんでした。本当の目的は大学の語学留学システムを使って留学する事。一度も海外に行った事のなかった自分にとって大きなチャレンジでした。

語学留学申し込み

TOEFL初挑戦で大撃沈

語学留学するにはTOEFLの試験を受ける事。そこでそこそこの点数を取るのが条件でした。最初はTOEFLって言葉も知りませんでした。どうやら、アメリカの統一試験的な英語能力を確認するためのテストというのも後から知りました。

このTOEFL、なんせアメリカで主催しているだけあって、問題も英語、さらにテストの現場での事前説明も英語。こんなの、わかるわけないじゃん!相当ビビりました。とにかく、現場説明は聞いてもわからないので無視。事前に何をすべきか経験者に聞いてテストにのぞみました。

当時の自分。文法なんてまともに勉強していない。とにかく3ヶ月間みっちり簡単な会話だけの突貫工事的な勉強をしてきたので、こんなアカデミックなテスト太刀打ちできるわけなありませんでした。

問題を見ても何もわからず。

あささ
あとは念力と運に頼るしかない。問題の答えをじっと見て、光ったマークシートが答えだ!

と信じて回答していきました。こんな、やり方だったので時間が異様に余ったのを覚えています。そして結果は・・・・・

ほぼ0点。

ここまで自分の感が当たらなかったのかと、変な悔しさがありました。

さすがに

あささ
これりゃやばい。会話ばっかり勉強していても留学いけない

と焦りました。英文法なんて嫌いだけど少しは勉強しなくちゃっと突貫工事でTOEFLをかじりました。結果、何とか留学基準に引っかかりましたが、留学申し込み学生の中でほぼ最下位だったのを覚えています。後々、

学校関係者
よく、そのスコアで留学できたな

といじられまくりました。

カナダ・バンクーバー語学留学で初海外:英語漬け→失敗続き

日本語は極力しゃべらない 日本人同士でも英語をしゃべる!と決心

何はともあれ、何とか語学留学の枠に引っかかりました。留学の形態は、同じ大学から25名。そのメンバーでカナダ・バンクーバーの語学学校のプログラムに入り、8ヶ月間語学研修を行うものでした。

さすがに初海外。見るものが目新しく、新鮮でした。自分の夢見ていた海外留学生活。かなりテンションが上がりました。その時、自分は一つ決めていました。

あささ
8ヶ月と限られた時間。少しでも英語を上達させるため日本語は極力しゃべらない

っと。ただでさえ、同じ学校から派遣された日本人だけでのクラス。少しでも気を抜けば、仲間と日本語だけでも生活できます。でも、そんなのは嫌でした。

幸い自分と同じ考えを持っていた仲間が私の他に3名いました。自然とその3名と過ごす時間が多くなり、メンバーとは日本人同士でありながらも、英語で会話をする事を貫けました。そのメンバーには今でも感謝です。ちなみに、そのメンバーとは留学後、数十年経っても連絡が繋がっている大切な仲間です。

いざ、実践 自分の英語、まったく通じない

さあ、そんな状況で無理やり英語をしゃべり続ける生活が始まりました。日本人同士では間違っていても何となくニュアンスは伝わる。苦戦したのは、ホストファミリー、ちょっとした買い物などのネイティブとの会話でした。

まずは言いたい事がでてこない。何とか絞り出しても、まったく通じないの繰り返しでした。当時はハンバーガー一つ頼めただけで嬉しかったもんです。

失敗例
  • オレンジジュースが通じない→自然と発音が楽なAppleジュース、Cokeの注文比率が上がる→調子がいい時に再度オレンジジュースを挑戦してもやっぱり通じない・・・→AppleジュールかCokeへの繰り返し
  • 何時にこのお店閉まるの?」と聞きたく「When do you close this shop?」と聞くと、お店の人になぜか激怒される。後で友人に聞くと「いつ閉店するんだ?」とのニュアンスで取られたとの事。ちゃんと「What time」で聞かなくちゃダメでしたね。確かに、いつ潰れてもおかしくなさそうな店でしたが・・・。
  • 」と伝えたくて、何とか絞り出したのが、地元ケーキ屋さんで売っていた「マロン・ケーキ」。じゃあ、「マロン」かと色んな発音で連呼したがまったく伝わらず。正解は「chestnuts」でしたね。後から知りました。

などなど、失敗談はあと知れず。でも失敗してもいいから喋り続けました。

あささ
こんな失敗もいつかネタになって笑い話になればいいなぁ

くらいに。

語学留学を経験してみると・・・最低限の会話はできるようになった

そんな、生活を8ヶ月も続けてみると、そこそこのサバイバル英語はしゃべれるようになり、買い物、交通機関利用など最低限の生活レベルをする上での英語に自信を持ててきました。やっぱり実戦で失敗しながら学んだ事は大きいと実感しました。

まとめ

よく巷では、「語学なんて行けばしゃべれるようになるんだよ」聞きますがそれは違うと信じています。私は思うに、

あささ
  • 留学前の事前の準備は大切。特に日本にいるだけでも最低限の会話はできるようにして旅立つべき
  • 留学したらとにかく、現地の言葉に染まるべし
  • そして多くの失敗を積み重ねるべし

だと思っています。

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