
早期退職まとめ記事で触れましたが、私の以前所属していた会社、部門の経営が傾き早期退職募集、固定費削減を余儀なくされました。
不透明な状況の中、こういった経験はいつ誰にでも降りかかってくるかもしれません。こんな時、会社が早期退職を募集する前に予測力を高めるため素早く準備するかが大切です。ここでは、自分の経験から

もくじ
まずは会社全体、自分の所属している部門の業績をチェック
会社全体の業績をチェック:借金増、3年連続赤字、キャッシュ不足は要注意
まずは会社の業績。これはシンプルに会社全体の業績がどなっているか。
これは年度での決算発表を確認すべきでしょう。ポイントとしては、
- 「貸借対照表」→ 会社の借金が増えていないか?
- 「損益計算書」→ 赤字が続いていないか?特に3年連続は黄色信号
- 「キャッシュフロー計算書」→ 特に営業活動キャッシュフローが足りていない場合、本業でのお金が入っていないという事
という事をシンプルに確認しましょう。
自分の所属部門の業績もチェック:本社側の期待値未達、累積赤字はピンチ
そして本社全体だけではなく、所属部門の業績もチェック。いかに会社本体が儲かっていても自分の所属している部門が赤字であれば、お取り潰しの危機。実際に私の部門がそんな状況でした。
数字での確認は上記「会社業績」と同じアプローチで確認。
- 純粋に儲かっているか?(3年連続赤字はピンチ)
- 本社側の期待値(予算値)にどれたけ未達か?未達であれば何年連続?
- 累積で赤字はどれくらい?黒字化するのに何年かかる?→ 本社側が投資している金額をどれくらいで回収できるか?
などがポイント。
社内雰囲気が変わってくる
上司が「謎の社内会議」でこもりがちになる
さあ、そこまでで所属部門の経営が悪化している事が確認できたら、ここからが大切。
私の経験では、まず上司(特に所属部門のトップとその周り)が謎の会議で、席を外す事が多くなります。普段は、予定を公開して何の会議に出席するかわかっているけど、その頃から会議名が伏せられ「なぜかわからないけど、社内会議が立て込んで忙しい」という状態は要チェック。
恐らく、本社のトップに呼び出され、ビジネス立て直しの「施策」を問い詰められています。

事業企画、事業管理系のチームが忙しくなる:でも何をやっているかわからない
所属部門のトップが、謎の会議が増えた後、所属部門に帰ってきてやる事。それは、事業企画、事業管理、経理系のチームを捕まえて過去の売上、将来の売上分析をこねくり回したらこれまた、要チェック!
恐らく、事業立て直しプランを練りまくっている状況だと思います。しかも何パターンも作って・・・。その実働部隊として動きそうなチームの動きは要チェックです。

そして所属トップの口数が少なくなる:謎の外出多くなる→提携先、追加投資のお話?
次に幹部の口数が少なくなる。いつも気軽にお話をしてくれていたのが、難しい顔をして話に応じてくれない。きっと、隠すべき何かがあるのかも。
そして、末期症状として、所属トップが謎の外出をするようになる。今までは社内で、何やら秘密の相談をしていたのが、外出ともなると、
- 投資銀行との追加投資案件の話
- もしくは、身売り候補先とのお話
をしている可能性があります。


怒涛の経費削減令
それと同時に、怒涛の経費削減令が交付されます。
くらいから始まります。そして次のレベルになると などなど。 Level2までくると明らさまですよね。もう末期症状かもしれません。 ここまでくると、会社の雰囲気は最悪。事務所でももやもや感、噂話が駆け巡る。「やばいな」という人や「まだまだ大丈夫」という人も。お客さんに状況を聞かれても、答えるネタなんてありません。何てたって自分が知らされていないから。 そして突如、朝刊で知ることになります。 私の経験談として、ここからの展開はこちらのブログでまとめました。 これら現象はあくまでも私の経験談に妄想を膨らませたものです。それぞれの状況は、所属の会社で違うと思います。なので、あくまでもご参考としてとらえてみてください。 でも、こんな状況、誰もがいつ陥ってもおかしくありません。そんな時に備えて転職エージェントに登録して備えておくのをお勧めします。そこのところは、こちらの記事にまとめました。
最後通告:そしてお知らせは朝刊で知る→事前リークでジャブを入れる
まとめ