以前、早期退職決断に至るまでの時系列をまとめて記事にしました。
ここでは、その「早期退職」の決断に迫られた時、自分はどういう状況だったかをまとめます。
もくじ
自分の部署が人員削減・リストラ計画:その一報は朝刊で知る
その日の朝、朝刊で知らされた。
いつか来るかと思っていたけど、やっぱり報道されるとドキドキが止まらない。ついにきたかと・・・。
緊急「経営状況会議」:その場で早期退職募集発表
朝出社すると事務所はざわざわ、変な空気感に包まれていました。みんな新聞報道を読んだか、その噂が駆け巡っていたのでしょう。
すると上司が朝礼でチームメンバーを集めて、
そして、その対象者向け「経営状況」の緊急発表で発表されました。要するに新聞報道で発表された人員削減。簡単に言うと、「早期退職者を募集します」と。
早期退職の対象は、
- 40歳以上
- 勤務10年以上
でした。幸か不幸か自分もギリギリその対象に入っていました。
手際よく直属上司との1対1面接:生々しく積み増し退職金金額を提示される
そして実に手際よく、すかさず対象者全員と直属上司との1対1の面接を設定されました。
面接の内容は
・早期募集に手をあげた場合、退職金いくら積増しがもらえるか
・でも、これは決して強制ではない
・2週間後に再度面接をするので、それまでに決めてほしい
その際には「退職すると◯◯万円もらえます」というところが生々しく説明してきました。ニンジンを目の前に出されて、現実味を持ってもらう作戦でしょう。
そして、これは「強制ではない」と強調していたのも印象的でした。きっと後々のトラブルを避けるため、マニュアルでそう明記されていたんでしょう。
その後、悩んだ・・・。直感では80%会社に残るかな。不安だし・・・。
この面接後、悩みました。また、「これは、人生の分岐点になるなぁ」と実感しました。だから慎重に考えようと。ただ、当初は8割は会社に残る考えでした。なぜなら、
・今まで積み上げたキャリアを捨てていいのか?
・新しい仕事は見つかるのか?
・家族もいるぞ
・35年ローン始まったばかり
・転職失敗したら引越し→ダウングレードの生活?
とネガティブな事しか考えられませんでした。
シュミレーション:まずは冷静に状況把握
ネガティブな事、積み増し退職金の事、あれこれ頭の中で駆け巡りました。正直どっちにしらいいか、わからなくなってきました。
まず最初に冷静になって考えるためにやったのは、「エクセルで人生計画」を作ってみた事でした。
その時の細かい「人生シュミレーション表」の作り方は、ここのブログでまとめました。
すると頭だけで妄想するより、色々と状況を理解できました。また現実的に、貯金、ローン(当時35年ローン始めたばかり)のシュミレーションをして、無職でも、積み増し退職金でどれくらい生き延びられるかも計算しました。
= 貯金をくいつぶせば9ヶ月が今の生活レベル維持できる
つまり与えられた時間は9ヶ月・・・。その9ヶ月で次の収入源を見つけないと家族が路頭に迷う。
冷静に広い目で全体像を再確認:どちらが幸せ?
そこでもう一回、自分の置かれた立場を考えました。
最後は直感:どっちを選んだら幸せか?
うーん、迷いました。でも、冷静に考えてネタを出した後、もう直感しかありません。基準は「どっちを選んだら今後の人生幸せだろうか?」。すると、自分は自然に早期退職をする方向に傾いていました。
・きっと9ヶ月で仕事見つかる(と信じる・・・)
・いよいよの時は、条件を下げてでも何とか就職する
・だたその9ヶ月間、就職活動専念してもストレスが溜まる。視野を広げるためにも、何か違う事をチャレンジしよう。
不思議なものでここまでくると、なんだかワクワクしている自分がいました。今までの凝り固まった自分から、何かをチャレンジする楽しみが湧き出してきたのです。そっちの方がいい事あるのではと。そしてその方が幸せな人生を歩めそうだと。
ちなみに、「何か違う事をチャレンジ」するのは、以前から興味があったプログラミング。プログラミングと言っても、iPhoneなんかのゲームを作るアプリ。こちらのプログラミング挑戦の詳細は別ブログで紹介します。
この決断を家族にも相談。うちの嫁は、最初は不安がっていましたが、
まとめ
こうして、自分は早期退職に手を挙げる事を決断しました。そりゃ不安もあります。正直、怖かったです。でも、今踏み出さない方が、後々後悔するとの思いから、思い切って決断しました。